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  • 伊東牧子のMY QUIET,MY STYLE
  • ブランドロゴや流行ではなく、自分の審美眼で服を選ぶことに価値を置く人々が増えている昨今。我々〈STYLEMIXER〉は「承認のためではなく、自分のために静かに服を選ぶ」という現代の女性の価値観に共感し、一つの文化として捉え“MY QUIET”と名付けました。

    そんな“MY QUIET”なスタイルを持っている方々をゲストにお招きし、ご自身のライフスタイルとファッション哲学を深掘りする。それがこの「MY QUIET,MY STYLE」。

    今回のゲストは、大胆ながらに媚びない肌見せや、シンプルな中にもほんのり女っぽさが薫る、ヌケ感のあるスタイリングで支持を集めるスタイリスト・伊東牧子さん。彼女のセンスは、いかにして育まれてきたのか。まずは“スタイルの原点”をお訊きしました。
  • スタイリスト 伊東牧子さん
    1987年生まれ。スタイリスト加藤かすみに師事し、独立後は数々の女性誌のカバーや誌面、広告を幅広く手がける。大胆ながらに媚びない肌見せや、シンプルな中にもほんのり女っぽさが薫る、ヌケ感のあるスタイリングでモデルやタレントからも厚い支持を集め、自身がディレクターを務めるファッションブランド〈UKI UKI〉も注目の的。2児のママでもある。
  • Chapter 1…スタイルの原点
  • ー“ブランドロゴに囚われず、承認のためではない、自分の審美眼で服を選ぶ”。それがMY QUIET, MY STYLE。まずはお聞きします。伊東さんのスタイルの原点とは?
  • 伊東 オシャレが大好きだった母と、ヘアメイクをしていた叔父、そして美容師をしていた叔父の彼女さんの影響は大きいと思います。幼少期から叔父の家に遊びに行っては、海外のファッション誌を読ませてもらったりしていて。当時はストリートスナップがすごく流行っていて、海外のモデルやセレブたちの着こなしを見てファッションの面白さに覚醒。小学1年生になる頃には、めちゃくちゃオシャレ大好き少女になっていました。

  • ー東京出身で叔父さんが業界人となると、周囲に比べてファッション的にも早熟だったのでは。
  • 伊東 そうですね。東京出身で地元は国分寺といっても親が転勤族だったため、小学生の頃は二年ごとに親の転勤に合わせて神奈川、北海道を転々としたのち東京に戻ってきて。なので、クラスでも“よそからの転校生”って感じで浮いていました。だからこそファッションに興味を持ったのかもしれません

  • ーというのは?
  • 伊東 ファッションが周囲に「私はこういう人間だよ」と自分らしさを理解してもらうための手段だったといいますか。今でもよく覚えていますが、猫耳の付いた帽子を被って登校したことがあって。学校内ですごく話題になったようで、私的にも「みんなに注目されて気持ちいい!」みたいな(笑)。あとはデニムパンツを手縫いでスカートに仕立て直したりとリメイクもメッチャしていました。
  • ーそんなオシャレ大好き少女がスタイリストを目指すようになったキッカケを教えてください。
  • 伊東 「将来は絶対にファッションの仕事に就こう!」とは昔から思っていました。その後、色々あってフリーターをしていた頃に、お金を貯めて海外留学しようかなと考えた際に、その前に最後のチャンスに賭けてみようと思い、「スタイリストになりたい」と叔父に相談したんです。そうしたら「スタイリストアシスタントはメチャクチャ大変だから」と心配されて、信頼できる友人のスタイリストがいるからと紹介してもらったのが、私の師匠である加藤かすみさんでした。
  • ーそこからアシスタント生活が始まって。
  • 伊東 22歳から5年間のアシスタント期間を経て、独立したのが27歳。かすみさんはベーシックなカジュアルをベースにピリッとアクセントを効かせたスタイリングを得意とされていて、それがすごく私好みだったんです。そんな師匠の仕事を間近で見て学べたのは「むしろ、ありがとうございます!」ってくらいで(笑)、今思えば本当にめちゃくちゃラッキーでした。
  • ー今へと繋がるセンスや審美眼も、そこでさらに磨かれたと。
  • 伊東 そうですね。師匠は絶対にアシスタントに現場を任せない人ですが、リースに行ったり小道具を集めたりという経験は沢山積ませてもらいました。ダサいモノを借りてくると当然怒られましたし、忙しくも楽しい日々の中でセンスや審美眼も磨かれたと思います。
  • ーご自身がモノを選ぶ際に“これは譲れない”というコダワリってお持ちでしょうか?
  • 伊東 やっぱり“私らしいモノを選ぶ”ですかね。性格的にも抜けているというか適当だからか(笑)、“完璧じゃないモノ”に惹かれるっていうのはありますね。車で例えるならば、格好いい新車のスポーツカーとではなく、機能的ではないけれど雰囲気のあるヴィンテージカーみたいな。ちょっとくらいダメな所がある方が、何だか可愛いじゃないですか。
  • Chapter 2…私のワードローブ哲学
  • ーそんな伊東さんのワードローブの特徴を挙げるとすれば?
  • 伊東 キャミソールやタンクトップのような、袖がなかったり透け感があったりとランジェリーライクなアイテムが結構多くて、シルク素材やレースをあしらっているようなロマンティックなものも大好物。一方では、ベーシックでコンサバティブなアイテムも好きですし、テーラードジャケットやカシミアのクルーネックニットやカーディガンがお気に入り。そう考えると“両極端”というのが特徴ですかね。
  • ースタイリストとしてのご自身のスタイルを教えてください。
  • 伊東 映画やドラマの登場人物が劇中で着ているファッションが好きということもあって、人物の設定をしっかり考えた上でスタイリングを組むことが多いです。どんな仕事をしていて、どんな家に住んで、どんな生活をしているのか。趣味は? 好きな音楽は? そういった細部まで考えるのがすごく楽しくって。そういう意味では、日常的なスタイリングよりも、どこかドラマチックで非日常的な匂いのするスタイリングが好きかも。これは仕事とプライベート、どちらで組むスタイリングにも共通している部分です。
  • ー映画などの映像作品における衣装さんのような面白い視点ですね。伊東さんは以前、メディアのインタビューで「クローゼット開けた瞬間にお仕事モードになる」ともお話しされていました。
  • 伊東 お仕事スイッチが入って、今日は“どんな媒体”の“どんなお仕事”で“どんな人に会うのか”ってつい考えちゃうし、それに合わせてスタイリングのテイストも変えたりします。仕事柄、どんな服をどう着ているのかはチェックされますし、そこで「素敵だね」って思ってもらえることが楽しくって。そうなると常にコスプレしている感覚かも(笑)。
  • ー〈STYLEMIXER〉とのファーストコンタクトって覚えていますか?
  • 伊東 たしか最初は…SNSのタイムラインで流れてきて知ったんだと思います。それこそ松本恵奈さんがディレクションするっていう記事をどこかで読んで、メッチャ今っぽいアイテムがあるんだろうなってイメージしていました。
  • ー実際にアイテムを見て、手に取った際にどう感じたのかが気になります
  • 伊東 予想していたように今っぽいアイテムがありつつ、カジュアルで日常的に着やすいアイテムも揃っているんだなって。それにお値段もかなりお手頃じゃないですか。今着ているジャケットだって1万円チョイには決して見えない。私もよく似たデザインで良いお値段のするジャケットを持っていますが、こんなアイテムまであると知っていたら、間違いなく〈STYLEMIXER〉の方を選んでいたと思います。
  • ー伊東さんご自身もブランドのディレクションをされていますが、〈STYLEMIXER〉のモノ作りについては、どのような感想をお持ちですか?
  • 伊東 何よりも、まずは「この価格でこのクオリティのモノが作れるんだ!」というのが驚きですね。これは自分で作ってみないと分からないところですが、なぜ実現できているのかが不思議に感じられるくらいで、本当にすごいことだと思います。
  • Chapter3…STYLEMIXERを選ぶ理由
  • ーそんな〈STYLEMIXER〉のアイテムと私物アイテムを組み合わせて、3体のMIXコーデを組んでいただきました。それぞれのポイントを教えてください。
  • 伊東 1コーデ目は、コンパクトなシルエットのニットカーディガンが〈STYLEMIXER〉、インナーのキャミソールは〈Smith Bowen〉で、パンツは〈CODE A〉。シューズは〈Maison Margiela〉で、カーディガンのニュアンスオレンジがポイント。肌見せした際にも馴染みが良くて、悪目立ちしないので、色々な着こなしに活躍してくれそうです。
  • ー大胆な肌見せは伊東さんの十八番です。
  • 伊東 本当に、すぐお腹を出しちゃう(笑)。なのでカーディガンもボタンをあえて掛け違えることで、さらに短丈に見えるようアレンジしてみました。もう1つ、私っぽさでいえば短めのキャミソールに、マニッシュなスラックスを合わせるのも大好きな組み合わせ。ちょっとダボッとさせたサイズ感も気分です。
  • ー“大人の肌見せ”のポイントがあれば教えてください。
  • 伊東 下品に見えないように上質なアイテムを合わせる。これが大事だと思います。またはジャケットやスラックスのように、品が良くトラディショナルなアイテムを合わせるのも上手く着こなすコツです。
  • ー質感は大事ですよね。それで言うと、ニットの質感はいかがでしたか?
  • 伊東 柔らかなタッチの肌触りで、すごく素敵でした。ボトムスにデニムを合わせても絶対に可愛いと思いますし、同じく暖色系の赤を合わせたりしても可愛いんじゃないかなって思います。

  • ー〈STYLEMIXER〉のテーラードジャケットを主役にした2コーデ目。グッとマニッシュな雰囲気が増しています。
  • 伊東 インナーのTシャツは〈Hanes〉、デニムは〈UNUSED〉。ベルトは〈MIU MIU〉でシューズは〈BY FAR〉。バッグは〈Saint Laurent〉です。私の場合、身長が低いのでスタイルを良く見せるために、メリハリを効かせたシルエットは常に意識しています。このジャケットも女性に似合うオーバーシルエットに仕上げられていて、細身のデニムとの相性も抜群。
  • ーどことなく80年代〜90年代のトレンディドラマ感もあります。
  • 伊東 実は意識しました(笑)。肩がしっかりあるジャケットと色落ちした細身のデニムのコンビがまさに。ともにアイテム自体はトラッドですが、メンズが着られるくらいのオーバーサイズと色落ち具合に、小物でプラスしたカチューシャで当時の雰囲気に。アウターは重めの色合いを選んで、他アイテムとのコントラストを強調すると上手く決まります。
  • ーこのジャケットで他の着方をするなら?
  • 伊東 いっそのこと、オンナっぽくランジェリーライクなサテンのキャミワンピの上からジャケットを羽織って、「彼氏のジャケットを借りて出てきちゃった!」みたいな感じはいかがでしょうか。あとは海外ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』にて、サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公・キャリーが劇中で見せたジャケットスタイルのイメージを重ねてみるのも面白いんじゃないかなって。
  • ーそして3コーデ目はスカートルック。主役であるテーラーカラーのニットが〈STYLEMIXER〉です。
  • 伊東 インナーは〈CODE A〉で、スカートは〈ZARA〉。シューズは〈gimaguas〉、バッグは〈HERMES〉です。襟付きで胸元の開いたテーラーカラーのニットは、ダボッとしたシルエットがカジュアル見えするので、その他はあえて“オンナっぽい”アイテムを中心に。サテン生地のブラトップをインナーに挿し込みつつ、テロッとした質感のレーススカートに足元はヒール。個人的に茶色と赤の色の合わせが最近気になっているので、バッグで赤を取り入れてみました。
  • ーこのコーデは上下のシルエットの対比が、とても目を惹きますね。
  • 伊東 ポイントはやっぱりこのニットでしょうね。どんなボトムスを合わせるか、着る人の体型やスタイルによってもだいぶ雰囲気が変わると思います。今回はインナーにキャミソールを選びましたが、白のクルーネックTシャツなんかもアリ。そちらは一層カジュアルな雰囲気が強まります。
  • ーどのコーディネートも上下のシルエットにメリハリを効かせているという共通点が見受けられました。
  • 伊東 そこはポイントです。先ほどもお話ししたように、私の場合そんなに身長が高くないのもあってメリハリを強調することで、スタイルアップを意識しています。
  • ―最後に改めて。〈STYLEMIXER〉を選ぶ理由とは?
  • 伊東 どれも程よくカジュアルでベーシック。私がよくスタイリングで使うキャミソールやスカートの“オンナっぽさ”をいい感じに中和してくれるし、今っぽいエッセンスや抜け感も取り入れられる。そこが魅力だと思いますし、私が〈STYLEMIXER〉を選ぶ理由です。あとママ目線で魅力を語るとすれば、手頃な価格帯も大事なポイント! 子どもは動き回るから、気が付くとこちらも汚れがち。そんな時にもお手頃価格の〈STYLEMIXER〉だったら、心穏やかでいられますからね(笑)。

  1. STYLEMIXER
  2. スタイリストが選ぶ STYLEMIXER MY QUIET,MY STYLE vol.04
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